2011年5月28日土曜日

前田敦子(AKB48)が語る“アイドル道”


前田敦子(AKB48)が語る“アイドル道”
オリスタ 5月27日(金)15時0分配信



6/4公開の映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』で映画初主演、さらに6/22発売の映画挿入歌『Flower』で、ソロデビューを果たすことが決定した前田敦子。女優、アーティスト前田敦子として、そしてAKB48の“あっちゃん”としての想いをたっぷりと聞いた。

■映画初主演でいっぱいいっぱい!?
泊まり込みの撮影で、癒しはあの人

――映画の撮影はいかがでした?
前田 撮影中はほんとにがむしゃらにやってたので、ほかのことがなにも考えられなかったんですね。撮影が終わって、いま、こうして振り返ってみると、久しぶりにいっぱいいっぱいになってしまったというか、気を張ってたな~って思いましたね(笑)。

――初の主演映画っていうプレッシャーもあった?
前田 最初にお話を頂いたときは、ずっと映画をやりたいって思っていたので、嬉しいなっていう気持ちの方が大きかったんですよ。でも、実際に現場に入ってみたら、なんだかんだいって、余裕がなくて。ドラマ『Q10(キュート)』(日テレ系)のときは少し余裕があって、個人の仕事とAKB48の活動の両方を楽しめたんですけど、映画の現場は久しぶりだったし、原作がベストセラーになってるっていうこともあったし……。たぶん、いろいろ考え過ぎて、いっぱいいっぱいになってしまったと思うんですよね。

――どうやって解消してました?
前田 撮影の半分くらいは泊まり込みでの撮影だったので、その分、集中できたと思うんです。あと、私は人に聞いてもらうだけですっきりするので、そばにいてくれたみぃちゃん(峯岸みなみ)とお互いの気持ちを話したりしてましたね。

――峯岸さんの存在は大きかった?
前田 大きかったですね。もう、ずーっと一緒にいました。

――今作では、峯岸さんをモデルにしたみなみを前田さんが演じて、引っ込み思案の文乃を峯岸さんが演じてますね。
前田 映画では、原作以上にみなみちゃん自身の元気な部分がフィーチャーされてるので、みぃちゃんの好奇心旺盛で活発なところは似てるんじゃないかなと思いますね。でも、あまり照らし合わせ過ぎるのはよくないのかなと思ったので、とらわれすぎないように気をつけてました。

――みなみは、あっちゃんとは真逆の性格ですよね。
前田 そうですね。私は活発でもないし、“はじめまして”に近い存在のコたちに自分の意思をガツンって言えない。自分が思うままに行動するみなみちゃんはカッコいいなと思うんですけど、絶対に自分ではできない。ほんとに真逆なんですけど、だからこそ、すごく楽しかったですね。

――どう演じようと思ってました?
前田 自分の意思もどんどん言えるし、よくしゃべるし、素直で明るいコだと思ったので、自分らしい明るさを出そうって思ってました。裏では人見知りでしゃべれないけど、演技ではしゃべれるじゃないですか。逆に言うと、演技のなかでしか会話ができなかったので(笑)、野球部員のみんなと絡むシーンは、とことん絡みたいなって思ってました。

――野球部員たちと絡んだシーンで感じたことは?
前田 青春時代の1ページを築くのはカッコいいな~って思いましたね。甲子園を目指して、部活をがんばるっていうのは、高校生時代しかできないわけじゃないですか。こういう人生がおくれたら素敵だろうなって思いました。

――ご自身の青春時代は?
前田 小学校かなって思いますね。

――それ、早すぎない?
前田 いや、当時は、ほんとに活発だったんですよ。スポーツはなにもしてないんですけど、自然が大好きで、めだかを採りにいったり、セミをつかまえたりしてて……。

――それは青春っていうより、夏休みの思い出じゃないでしょうか(笑)。
前田 (笑)。外で遊ぶのが青春っていうイメージなんですよね。この作品のように、ひとつの目標に向かって、みんなでがんばるっていう意味では、いまが青春時代かもしれないです。これから先、自分が子供を産んで、AKB48の写真を見たときに、“あ、青春を送ってたんだろうな”って感じると思います。

■メンバーとの出会いに感謝
“女優”宣言は卒業後!?

――いまの心境は?
前田 まずは<AKB48の前田敦子>になれたことに感謝してますね。そうでなければ、いま、こうして、自分がやりたいことをやらせてもらってる自分もいない。5年以上一緒にいるメンバーとみんなでがんばって良かったなって思いますね。

――女優さんになりたいっていう、個人としての夢はもう叶ってますか? ヒロインを演じた『Q 10(キュート)』に続いて、主演映画“もしドラ”も公開されますが。
前田 いろんな作品をやらせていただいてる環境にいるんですけど、個人の夢が女優さんであることには変わりはないですね。私としては、まだ、自分が女優さん一本でやってる方と同じようにやれてるとは思ってなくて。やっぱり、アイドルっていう場所から呼んでもらってるので、見られ方も違うだろうなって思うんですよ。まだ自分は、AKB48の前田敦子としか思えないし、AKB48っていう肩書きがとれたときが、いちばんの勝負かなって思いますね。

――卒業してからじゃないと、女優さんになったとは言えない?
前田 この映画が完成したときに、がんばって良かったなっていう、気持ちは味あわせてもらったんですけど、まだ、自分で「女優です」とは言えないです。いつか卒業する時期がきた時に、自分がどこまでがんばれるか。そこが、自分の実力が問われる、いい試練になると思うし、いいチャンスにもなると思いますね。

ソロデビューだけでなく、7月からは『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~』(フジ系)での連続ドラマ主演も決定している前田敦子。歌手として、女優として、そしてAKB48として、活躍の場を広げる彼女の今後に、さらなる期待が高まる。なお、当インタビューは現在発売中のオリ★スタ6/6号(5月27日発売)に掲載中。

引用元:Yahoo!ニュース

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